ほんとうの文化薫る街に。
僕は、東京で10何年、20年近く映像に関わる仕事をしてきて、色々な、それこそ色々な仕事をやってきました。
それが何でここに居るかっていうと、“おもしろい”んですよね。テレビとか映画の仕事だと、スクリーンとかテレビ画面を見た観客の反応っていうのが、具体的に見えてこないじゃないですか。まあ、感想っていうものは聞けますけど。ここがおもしろいっていうのはですね、ものすごい横柄な言い方すると(笑)、自分がやったもので、自分がやった仕事で、ここが変わっていくのが見えるんじゃないか、っていう望みがあるんですよ。
例えば、ここをウィーンみたいに、「音楽の都」にしていくっていう目標があるとするじゃないですか。そうすると、10年後、20年後に、“日本における音楽文化のレベルはここがいちばん”とか、もしそうなったとしたら、そこの基礎作りに関わっていた一人として、ここを文化薫る街にした一員として、なんかこう、自分がやった仕事が見えてくると思うんですよね。